港製器工業の5つの事業
サービスの流れから見る
職種紹介
各職種の特徴
営業職
営業職とは
商材、得意先ごとのルート営業が主な活動です。
会社の顔として、顧客先および得意先に対して商材の特性および効果を最大限にする提案をします。
当社の営業職は、製品の販売だけでなく、技術開発職と打合せを行いながらお客様の要望をカタチにしていきます。
技術開発との打ち合わせや生産管理部門との調整等、他部署との関わりは常にあるため、コミュニケーション能力は必須です。
各部署(メタル事業部、LS事業部、建材営業部)それぞれに営業課があり、どの部署でも営業職はお客様と一番に関わる会社の顔です。
そのため、当社の売上は営業職にかかっているといっても過言ではないほど非常に重要な役割となります。
+ONEの精神
お客様の要望だけでなく、常に+ONEの精神でお客様の求めていることやお困りのことに対してその本質を見抜き、期待以上の提案をします。
英語が得意な方には、将来的に海外のお客様との経験ができるのでやりがいたっぷりです!
技術開発職
技術開発職とは
技術開発職はお客様のイメージを開発設計により実現する仕事です。
お客様からご要望をいただいたら、他部署と連携をとって強度計算や構造計算を行い、CADを用いて図面を作成します。そして試作等を行い製品の量産に繋げます。
経営理念の「イメージをスピード実現する」ためには技術開発職の力がなくてはならない重要な役割です。
機械工学・材料力学の知識を持たれた方を積極採用しています。
技術開発職は自ら設計したものが製品となり、顧客に喜ばれ役に立てることに達成感を実感できます!
<納品までの流れ>
開発設計部と各部署の技術課
技術開発職には2種類あります。
開発設計部と、各部署の技術課です。
開発設計部は各部署(メタル事業部、LS事業部、建材営業部)で販売する新製品の設計を行っています。
各部署の技術課は、自部署で販売する製品の改良開発、製品特性を考えた技術的な計算(強度計算、長さ計算、積み付け計算など)を行い製品の効果を最大限に引き出します。
開発設計部の魅力
幅広い製品と業務分野/新製品を生み出す瞬間に立ち会える感動
港製器工業は、建築金物、船舶用ラッシング資材、物流機器など多岐にわたる製品を手掛けています。
そのため、開発設計部では応用知識を駆使しながら、多様なプロジェクトに携わることができます。
鉄やアルミ、ステンレスなど幅広い素材を扱い、設計から試作、製品化までの一連の工程に深く関与するチャンスがあります。
開発設計部は、新製品の開発に携われるのが一番の魅力です!
新製品の開発、試作、量産と進むにあたり、試行錯誤しながら製品化していきますが、自分が書いた設計図が製品化したときは達成感とともに、とても感動します。
自分の書いた設計図で新製品が誕生する瞬間に立ち会いたい方は、ぜひ開発設計部へ。
技術課の魅力
製品に特化した応用知識の会得/製品のチカラを100%引き出す
技術課は各部署にあるため、それぞれの部署に特化した製品の応用知識が会得できます。
また、工場が近くにあり直接モノに触って図面が書けるため、製品の良さを100%引き出すことができます。
主な仕事内容は案件ごとにお客様から全体の仕様書をもらい、各種計算、検討を行います。
そして試験を行い、試験結果についての改善点の検討しながら製品を完成させていきます。
技術課では、設計図をもとに計算していくので専門的な知識が必要になります。
経験者にはこれまでのスキルを活かし、新たな分野やプロジェクトでキャリアを広げる機会があります。
未経験の分野でもチームで挑戦できる環境があるので、これまでの知識を活かして成長を実感できます。
特に、建築や船舶といった分野では、求められる基準が非常に高いため、挑戦しがいのある技術課題に取り組めます。
生産管理職
生産管理職とは
メタル事業部、LS事業部、建材営業部それぞれに業務課があり、生産管理と品質管理を行っています。
生産管理職は営業と密に連携し、500社からなる仕入先や協力会社と折衝し、部材の発注や打ち合わせを行い、製造現場への指図指導を担っています。
受注や仕掛状況を把握し、材料の調達や製造工程など生産計画に基づいた業務全般を管理します。
「どの製品をいつまでにいくつ製造すべきなのか」という生産計画において、資材調達や在庫管理、製造、納品までの業務全般の管理を担う重要な仕事です。
多様な製品を支える要の役割
港製器工業では、建築金物、船舶用資材、物流機器など多岐にわたる製品を生産しています。
このような幅広い製品群の中で、生産管理職は工程全体を最適化し、効率的かつ高品質な製品を安定的に供給する重要な役割を担います。多様な製品に関わることで、幅広い知識やスキルが習得できる環境です。
製品の全体プロセスに関われる
生産管理では、材料選定から工程改善、納期管理まで幅広く関わるため、プロセス全体を俯瞰し、技術的な工夫を取り入れる機会が多いことも魅力です。
港製器工業では、多様な製品ラインに対応する柔軟な生産計画を立案し、資材管理や工程改善などの実務を通じて、企業の競争力を直接支える役割を担います。
また、現場の声を反映しながら最適な生産体制を整えるため、技術的な知識と調整力を活かせる点が大きなやりがいです。
製造職
製造職とは
製造職は製造指図書に基づき、製造工程管理および製品完成出荷を行います。
製造業の工程にはさまざまな仕事があり、その幅が広く、他の仕事への見識も高められ、スキルアップを実感しやすく、達成感があります。
製造職は製品の品質に直接関わる部分になり、責任感が伴います。
「ものづくり」は1つの仕事だけではなく、やる気があれば、いろいろな仕事に携わることができます。
覚えることは多いですが、自分の成長を実感できます!
高い専門性を活かした製品づくり
港製器工業は、船舶用資材や建築金物、物流機器など、信頼性が求められる製品を手掛けています。
製造職では、溶接や加工といった高度な金属加工技術を駆使し、耐久性や強度に優れた製品を作る仕事に携わることができます。
当社の製品は、船舶や建築、物流などのインフラに不可欠なものばかりです。
自分が手掛けた製品が社会に貢献する実感を味わうことができるため、やりがいを感じられる仕事です。
この実績が自分の成長や誇りにつながります。
地域に根差し、安定した働き方が可能
高槻市を拠点にしているため、地元で働きたい人にとっては安心してキャリアを築ける環境です。
製造職は、地域密着型の企業文化の中で、生活とのバランスを取りながら働ける点が魅力です。
チームで働く充実感
製造現場では、従業員同士が協力しながら生産ラインを進めるため、チームの一員としての達成感を得ることができます。また、新人からベテランまで、経験を共有しながらお互いを支え合う風土があり、働きやすい職場環境です。
未経験者や若手でも、製造技術を学び、着実に成長できる環境があります。
入社後には、業務に必要な技術や知識を学べる研修やOJTが用意されており、ものづくりの基礎から応用までを学べる点が大きな魅力です。
品質管理職
品質管理職とは
品質管理職は、品質を安定的に維持するため、製品の品質検査に加え、強度検査、試験報告書などを通して製品の品質を管理します。
製品の品質は、お客様の信頼にも繋がるため、各工程が適切な手順で進んでいるか最終的な検査工程で十分な確認が必要です。
また部署ごとの品質管理職とは別に品質保証部があり、ISO9001やISO14001に則り品質保証の仕事を行っています。国際的な品質基準をもとに品質方針、品質目標、環境方針、環境目標を定め、QCDの向上に努めています。
品質は会社の信頼に繋がる
品質管理職は会社の信頼性を任せられるポジションです。
品質は製品の信頼性に直結するため、強度や耐久性の試験、検査体制の整備、顧客要求への対応などを通じて、製品の価値を支える役割を果たします。
この業務を通じて、顧客満足度に直接寄与する達成感が得られます。
高い基準を追求できる環境
港製器工業では、「品質第一」を掲げ、厳格な品質管理体制を整えています。
ISO9001やISO14001を取得しているため、国際的な品質、環境の基準を会得できます。
また、製品が建築現場や船舶など高い安全基準が求められる場で使用されるため、品質管理のプロとしてスキルを磨き続けることが可能です。
バックオフィス職
バックオフィス職とは
バックオフィス職は、製造業である港製器工業を支える縁の下の力持ちです。
人事、労務、総務、経理、資金管理、社内システムなど幅広い業務を行っています。
細かい管理を必要とするため、毎日の定型業務をコツコツとこなせる方にお勧めです。
バックオフィス職は、従業員とコミュニケーションを取る機会も多いため、柔軟なコミュニケーションを取れる人が求められます。ともに取り組んでくれるメンバーをお待ちしています!
チームワークを活かせる環境
バックオフィス職では、製造部門や営業部門、技術部門との密接な連携が求められます。
社内のさまざまな部署と協力して業務を進めることで、企業全体を動かしている実感を持つことができます。
また、社員同士のコミュニケーションが活発な職場であるため、相談しやすく、協力し合う文化が根付いています。
港製器工業の強み
目に見えない安全と安心を担う、 縁の下のものづくりを実現
移動や輸送における事故を防ぎ、業務の安全と安心を守る、当社の製品に共通するキーワードになっているのが、縁の下の見えないものづくりです。
主力の船舶のコンテナを固定するラッシング資材、ビル建築を革新的な工法でサポートする鉄骨建方治具「ATOMU」、 パレットや台車などの物流機器、重量物を安全に吊る吊天秤、マンションの壁面に設置する落下防止ネット、住居を守るフェンスや、アコーディオン門扉といったエクステリア関連など、すべて安全と安心を保証する確かな製品です。
これらのアイテムは目立つことのない製品かもしれません が、“安全”“安心”を守る資材として暮らしに欠かせない縁の下の力持ちのような製品です。
そういった製品をつくっていることを自覚しながら私たちは引張圧縮試験や硬度試験、落下試験などの強度試験を自社で繰り返し、標準の試験機のほか、製品が多岐にわたるので複雑な形状の製品に対しては専用のオリジナルの試験装置や独自の試験方法を考案しています。
敷地内には試験室、落下試験場、モックアップ試験場、磁粉探傷試験場の4か所の試験場があり、自社製品の強度試験だけではなく、外部からの試験依頼も多くあります。
強度試験を受託することで試験結果に加え、蓄積されたノウハウを生かした適切なアドバイスができるのも当社しかできない強みです。
マーケットインでテーマを探し、 設計力と提案力で開発につなげる
当社は売上の2%を開発費として予算に充てることで、未来の仕事のタネを蒔き、日々の業務と並行して開発テーマを持ってチャレンジしています。
いい製品をつくれば売れるという製品ありきのプロダクトアウトではなく、お客さまの困りごとや、問題解決を目的としてニーズを満たす、マーケットインに重きを置いています。
お客さまからどれだけテーマをいただけるかが大事です。
製品が完成してもテストマーケティングや、試験、検査などで機能や強度を満たさないとか、いろいろな問題が出て製品化するまでに3、4年はかかります。
その間、投資した費用は回収できませんし、試作品にはコストがかかっています。
それでもあきらめずに開発を続けていくのですが、こういった地道な作業は簡単なことではなく、高い参入障壁になるので製品化に手こずるのは他社が真似できないことなので悪いことではないと思っています。
むずかしいからこそ、やりがいがあります。
この想いは社員一人ひとりにしっかりと浸透し、まだ見ぬ新製品の誕生の息吹となっています。